医学・看護
概説 生命倫理学
三重野雄太郎(みえの ゆうたろう) 編著/秋葉峻介(あきば しゅんすけ) 編著
本書は、一般教養科目として生命倫理を学ぶ学生から医学・医療・看護専門職を目指して学ぶ学生にも対応し、類書では取り上げられていない、ミトコンドリア置換や子宮移植など最先端の問題や最新の動向も扱った新しい時代の生命倫理学のテキストである。
◆主な目次
第1章 生命倫理の歴史と基礎
第2章 インフォームド・コンセントと意思決定
第3章 研究倫理
第4章 臨床倫理-臨床実践上の諸問題への向き合い方
第5章 安楽死・尊厳死・医師による自殺幇助
第6章 脳死・臓器移植
第7章 生体間移植・臓器売買
第8章 人工授精・代理出産・卵子提供
第9章 人工妊娠中絶・出生前診断・着床前診断
第10章 先端医療
第11章 子宮移植
第12章 遺伝・ゲノム医療の倫理
第13章 小児医療
第14章 精神科医療
佛教大学社会学部公共政策学科 准教授
【学位】修士(法学)
【専門】法律学(医事法・刑法)、生命倫理学
【経歴】 中央大学法学部法律学科卒業。早稲田大学大学院法学研究科修士課程公法学専攻刑法専修修了、同博士後期課程単位取得満期退学。
【業績】「 ドイツにおける生殖医療と法的ルール」甲斐克則編『医事法講座第 5 巻 生殖医療と医事法』(2014・信山社)、「先端生命科学技術の刑事規制に関する法益論的一考察――着床前診断とゲノム編集を素材に――」只木誠ほか編『甲斐克則先生古稀祝賀論文集下巻――医事法学の新たな挑戦』(2024・成文堂)など。
山梨大学大学院総合研究部医学域総合医科学センター 講師
【学位】博士(学術)
【専門】生命・医療倫理学、臨床倫理学、死生学
【経歴】 一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得満期退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科先端総合学術専攻一貫制博士課程修了。
【業績】『 生/死をめぐる意思決定の倫理――自己への配慮、あるいは自己に向けた自己の作品化のために』(2024・晃洋書房)、「本人の意向を尊重する共同意思決定のために」会田薫子編『ACP の考え方と実践――エンドオブライフ・ケアの臨床倫理』(2024・東京大学出版会)、「ケア倫理における家族に関するスケッチ――「つながっていない者」へのケアに向けて」小西真理子・河原梓水編『狂気な倫理――「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』(2022・晃洋書房)など。