
文 学
多角的に考える万葉集十五講
東城敏毅(とうじょう としき) 著
本書は、『万葉集』の著名な歌を 15 講座のテーマに分類し、歴史と文学との交錯、またその魅力を多くの資料・写真等を使用して伝えるとともに、万葉歌を多角的な視点から見直すことができる授業用テキストにもなっている。
◆主な目次
第一講 万葉集巻頭歌から額田王の世界へ
第二講 大和三山の歌
第三講 歌木簡と万葉集
第四講 但馬皇女・穂積皇子歌群
第五講 柿本人麻呂「安騎野の歌」
補 説 「訓む」から「読む」へ─「難訓歌」への挑戦─
第六講 高市黒人「羈旅歌八首」
第七講 山部赤人「神岳の歌」
第八講 大伴旅人「讃酒歌」─大宰府文学圏の世界─
第九講 山上憶良「貧窮問答歌」
第十講 高橋虫麻呂「浦嶋伝説歌」
第十一講 巻十五「遣新羅使人歌群」
第十二講 巻十六の「笑い」
第十三講 東歌・防人歌の世界
第十四講 大伴坂上郎女の贈答歌
第十五講 万葉集最後の歌─家持の願い─
國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(文学)。
群馬工業高等専門学校・香川高等専門学校を経て、現在、ノートルダム清心女子大学文学部日本語日本文学科教授。
主な著書に(単著)『万葉集防人歌群の構造』(和泉書院・2016 年)、『阿倍仲麻呂在唐歌論』(おうふう・2018 年)、(共著)『万葉集の基礎知識』(KADOKAWA・2021 年)、『無名の万葉集』(笠間書院・2005 年)、『笠金村・高橋虫麻呂・田辺福麻呂 人と作品』(おうふう・2005 年)、『万葉民俗学を学ぶ人のために』(世界思想社・2003 年)他。
論文として、「東歌「沓履けわが背」から見る東国 ―東国における馬匹文化と「駒」の分析―」『万葉古代学研究年報』第23 号(2025 年)、「ノートルダム清心女子大学正宗敦夫文庫蔵『古活字本 萬葉集』(活字無訓本)における附訓者ならびに書入れ者の検討」(小谷友香との共著)『清心語文』第27 号(2025 年)他。
第14 回奈良県立万葉文化館委託共同研究「古代における地方文化の創成―大和の東西―」(2022-2024 代表:東城)における文学・考古学・歴史学の研究者との共同研究により、新しい古代学を作り出す総合的研究としての『万葉集』の重要性に注目。