哲学・思想・心理学
「認知意味論」論集
哲学的試論
青木克仁(あおき かつひと) 著
本書では認知意味論の立場から、認識論を主題とする哲学史を批判的に吟味する。特に分析哲学の領域において排除された心的領域における想像力の働きを見直し、身体性に根差した想像力を軸に言語論的転回を批判する。
◆主な目次
第1章 哲学史の中における認知意味論
第2章 客観主義と認知意味論
第3章 人間の心に迫るもう一つの道
第4章 人間的理解の美学的層
第5章 クオリアと芸術という言語活動
第6章 クオリアを巡る議論と芸術
第7章 認知意味論と「新しい実在論」
第8章 人間的身体性に関する精神分析の知見の持つ意義
第9章 「他者の言語」を如何に受容するのか?
第10章 認知意味論 ─ 人間的自然の哲学
第11章 言語習得の謎
第12章 認知意味論の観点からドイツ「哲学的人間学」の伝統を再考する
付論1 心は身体化されている
付論2 本書「クオリア」論との関連
最終章 進化史の文脈において、「意味論」とは何なのか
1957 年静岡県清水市(今の静岡市清水区)に生まれる。
アメリカ合衆国、Southern Illinois University、大学院哲学科にて、社会哲学をガース・ギラン、認知意味論の創始者の一人、マーク・ジョンソンのもとで学ぶ。
1992 年、同大学院より、Ph.D. を取得。
専門は言語哲学(認知意味論)、社会哲学。
広島市安田女子大学生活デザイン学科教授。
著書:『認知意味論の哲学』(大学教育出版)
『イメージから考える人生論』(大学教育出版)など