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孔子と古代オリエント
磯部 隆(いそべ たかし)
書籍版:有
電子版:有
孔子と古代オリエントという時空をかけ離れた存在を,共通の座標軸において比較吟味し,それぞれの思想の独自性と共通性を論じた比較思想史的アプローチによる孔子と古代オリエント論。
人間とは何か
総合科学的人間研究
米倉 一良(よねくら かずよし)
書籍版:有
電子版:有
人間は生理的心理的存在であるばかりでなく,社会的存在でもある。それゆえ人間研究には哲学,歴史学,社会学,経済学,文化人類学などの研究も必要であるという認識から人文科学,社会科学,自然科学のすべてを総合した人間論である。
ある生き方
新しい解釈のないカント理解
鳥谷部 平四郎(とりやべ へいしろう)
書籍版:有
電子版:有
倫理に普遍妥当性を求めることは可能であろうか。『人倫の形而上学の基礎づけ』『実践理性批判』『判断力批判』『たんなる理性の限界内における宗教』の4つの作品を概観し,カントの倫理観を明らかにする。
闕字にみる新島襄の精神と儀礼
明楽 誠(みょうらく まこと)
書籍版:有
電子版:なし
『新島襄全集』における闕字表記の不正確さを指摘しつつ,同志社新島遺品庫収蔵の新島直筆資料を調査して,彼の用いた闕字儀礼の実体を明らかにする。特に,彼の闕字不使用宣言とその後における復活の意味を分析した新しい新島研究。
聖母の平和と我らの戦争
なにを信じて祈るのか
晏生莉衣(あんじょう まりい)
書籍版:有
電子版:有
「メジュゴリエの聖母マリア出現」論争からキリスト教(カトリック)の信仰を考察。『他国防衛ミッション』(2019年)に続き、ポスト紛争国ボスニア・ヘルツェゴヴィナから平和と戦争の課題を読み解く第二作。
◆主な目次一章 断絶の地で二章 聖母の出現…
教養としての禅
人間力を高める悟りの教え50 講
前田憲良(まえだ けんりょう)、井橋団平… 他
書籍版:有
電子版:有
禅の教えと叡智を人生にいかすことのできるよう、禅行の実践の仕方や効能について、章ごと7つのプロセス、50講の構成によって、わかりやすく解説する指南書。
◆主な目次第1章 我利 ─ あなたが努力しても報われない理由 ─第2章 無我 ─ あなた自身の役…
法然上人 赤気の果てに
誕生の地に吹く朱色の風
瀬川 久志(せがわ ひさし)
書籍版:有
電子版:有
本書は法然上人の若き時代に光を当てた書で、法然と同じ岡山県美作出身の著者による書である。精通した地理と現地主義に基づく研究方法を存分に発揮し、『法然上人絵伝』の空白部分を埋める貴重な論考を含んでいる。
名木田薫 著作集(電子版)シリーズ 全15…
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:有
著者による長年の聖書との関わりの中で、その思索は信仰的次元から人間的次元を経て社会科学的領域へと及ぶ。この著作集は、それらのまとめで、経済に始まり実存的次元から宗教的次元へ、また専門的論考から信仰の到達点を表す日記・詩想などを含む。
「個」欠落改造
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:有
明治以来の国家主義の囚われが今日まで残っているが、戦前にも主体性の兆しはあった。 これからは、幼児から個の主体性教育を行うことが大切である。個々人が自らを掘りさ げ、「無碍即良心」という次元に至ることを期待する。
個主体の民主制「実体」化
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:有
良心的判断から個としての主体性確立に対応して、現在の政治制度を問う。官僚等公務員を任期制とし、政党もなくし、首相公選もしくは大統領制とする。そして、議会は東西両邦制とし天皇制はなくすことで、国民の主体性の確立を目指すことを提案。
天地人
世からイエス固着へ
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:有
イエス信探究は個体による孤独な信仰が基本であり、救われる・義とされるとは、個々 人または神の側から人を見ての表現である。可視界が人の心から去れば、天と地の一体 化に応じて実践と思想的仕事との区別はなくなることを示す。
自由と愛の精神
桃山学院大学のチャレンジ
谷口 照三(たにぐち てるそう)、石川… 他
書籍版:有
電子版:有
本書は、桃山学院大学の建学の精神が「自由と愛」であることを踏まえ、「自由と愛」について哲学・神学・教育学などの立場から考察した論集である。幅広い議論を通して、教育の普遍的な価値を問う足がかりとすることを狙いとする。
現代満州族シャーマニズムに関する文化人類…
シャーマンの神話・成巫過程・儀礼を中心として
楊 紅(Yang Hong)
書籍版:有
電子版:有
56民族の1つである満州族の宗教世界がどのようなものかということは、多文化・多宗教の中国文化の中で重要なテーマだ。著者の現地調査に基づいて、現代満州族シャーマニズムの全体像を、シャーマンの神話、成巫過程、儀礼から解明した。
神の愛の啓示
ノリッジのジュリアン
内桶 真二(うちおけ しんじ)
書籍版:なし(絶版)
電子版:なし
ジュリアンという女性がイギリスのノリッジの地で教会に庵を結んで瞑想生活を送り、神から受けた啓示を記した書の翻訳。キリスト受難の場面などを生き生きと描写していること、母としてのキリスト像が示されていること、罪の問題の扱い方などが特徴としてあげ…
ヨハネによる啓示のイエス
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
福音とは主を信じれば命を受け,拒めば裁きを招くとの意である。信仰は神からの賜物であり,主と人とは二即一である。だが人が世から離れていなければイエスを信じえない。キリストはまことの光ですべての人を照らす。人はそれに応える。
親鸞
病・癒し・福祉
新保 哲(しんぼ さとる)
書籍版:有
電子版:有
「慈悲心とはなにか」「毒と薬」「『維摩経』と親鸞における福祉のこころ」「宗教から見た福祉とは何か」「道元の菩薩道と福祉の精神」「親鸞と私(講演録)」の6章から,現代人が切実に求める重要な課題,病・癒し・福祉を論じる。
現代の知的状況とキリスト信仰
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
現代では創造、終末、奇跡などの記述は古代同様には信じえない。前二者は人知の全く届かない領域だが、奇跡は現在に属し、直接触れうる。霊という事態は啓示のイエスに直結し、全可視的領域を撥無する。この一点を介して全宇宙を超える。
東西両宗教の内実的同異
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
キリスト教と仏教とは無を共通の要因として内包しているが,前者は人格神を信じる点で異なる。こういう同異を仏教とキリスト教の関係とキリスト教内との二局面において論じている。キリスト教では人格神信仰に応じて人の側でも個としての主体性が重要である。
東西の表裏一と聖書的思考
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
「第一部 東西の思想」では大拙,ティリッヒ,エックハルトなどの考え方の特徴を論じ,「第二部 聖書的思考」ではそれらに対しての聖書の思想の特色を考えた。東西両思想はいわば表裏の関係にあり,神の啓示はそれらを共に突破する意義を有している。
西洋キリスト『教』とパウロ的『信仰』
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
日本に土着化した禅等の仏教にも,西洋に土着化し日本にいわば輸入されたキリスト教にも留まりえない境地に置かれた状況の中で,西洋的キリスト教を反省しつつ,東洋的・禅的考え方を背景としたキリスト『信仰』の探究書。
新世界の悪魔
カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教の葛藤
谷口 智子(たにぐち ともこ)
書籍版:有
電子版:有
本書では,スペイン人によって発見された「新世界」ペルーにおいて先住民宗教をどのように見て戦ったか,それに対して先住民がどのように対応・批判し,乗り越えたか,それによってどのような宗教現象が生まれたかを考察する。
華厳宗沙門 明恵の生涯
磯部 隆(いそべ たかし)
書籍版:なし
電子版:有
明恵は鎌倉時代に華厳宗という立場からわが国の政治と宗教の歴史の中で大きな役割を果たした。その生涯を,いつ,どこで,何をという面から一歩掘り下げて,心と精神の歩みを見つめ,内面史的に追跡することを試みた。
旧約聖書での啓示と受容
日本文化からの考察
名木田 薫(なぎた かおる)
書籍版:有
電子版:なし
旧・新約聖書に共通のものの感じ方,考え方と日本的心情との関わりの探求は,同時にすべての人間にとって共通な次元へと深化していくことを意味するものと思われる。本書では旧約聖書を取り上げ,日本的心情の観点から理解・対応を試みる。
Altruism in New Religious Movements
稲場 圭信(いなば けいしん)
書籍版:有
電子版:有
英国のキリスト教系と仏教系の新宗教を事例に、長期のフィールドワークにもとづき、利他主義の構造と利他的精神の発達メカニズムを解明。宗教社会学をベースに社会福祉学と道徳性心理学の複合研究領域を開拓する画期的な書。
聖伝の構造に関する宗教学的研究
宮本 要太郎(みやもと ようたろう)
書籍版:有
電子版:有
日本最大の聖伝の伝統を誇る聖徳太子伝の起源と歴史的展開を分析解釈しながら,それをイエス伝や仏伝と比較させて聖伝の構造を論じる。それは物語の構造であり,そこには歴史性と共に,時間を越えた聖なるものの表現が見られる。
北米先住民ホティノンションーニ(イロクォ…
木村 武史(きむら たけし)
書籍版:有
電子版:有
北米先住民イロクォイの首長が20 世紀初頭に語った神話の歴史や首長の伝記を明らかにし,カナダの植民地主義への抵抗として神話が語られたことを示し,この視点から神話の意味を解釈し直した,宗教学的研究である。
釈尊の歴史的実像
磯部 隆(いそべ たかし)
書籍版:有
電子版:有
仏教の開祖釈尊の生涯を,最古層に属する教典類の分析によって,学問的に再構成したもので,特に,歴史のなかの釈尊を把握することは,東西の文化比較の一起点にもなり,このことは,現在の釈尊研究の重要なテーマである。
現代に活かす山田方谷の思想
山田方谷研究会会誌7
山田方谷研究会
書籍版:有
電子版:なし
山田方谷がかかわった備中松山藩の藩政改革を紐解き、彼の知見には、現代の私たちの生活に、地域(国)づくりに多くの継承すべきことがあることを示し、提言する。山田方谷研究会の会誌第7号。
◆主な目次●研究講演録①山田方谷の藩札刷新一林康史●投稿論文…
出会いなおしの世界史
ヒストリーリテラシーを高めるレッスン
安達一紀(あだち かずのり)
書籍版:有
電子版:有
世界史学習は歴史記述を暗記するだけではなく、過去と歴史のズレなどを意識できる力、人が歴史と関わる力、つまり歴史的思考力を養うための学習である。本書は、その教育と学習方法を提示した出会い直しのための世界史テキストである。
◆主な目次序章 ようこ…
ヘンリー・ダイアー物語
日本とスコットランドの懸け橋
ロビン・ハンター、加藤詔士(かとう しょ… 他
書籍版:有
電子版:なし
明治のはじめ、スコットランドから招かれたH. ダイアーは工学教育を推進し、日本の工業化に貢献した。帰国後は、日本での教育実践を郷里グラスゴーに移植したり、日本人留学生の支援等で日本とスコットランドの懸け橋となった様子を紹介。
◆主な目次第一章…